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箱庭×連句ワークショップ

Renku and Sandplay Workshop | 2006〜2008 | 
| group process | works | workshop | 芸術的アンサンブルの創出とその成長 |

デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構の研究プロジェクト「芸術的アンサンブルの創出とその成長」で行っている、「箱庭」と「連句」を用いた共同制作過程の分析。

2006年度の主な活動

箱庭の中のフランス文学
5月20日 日本フランス語フランス文学会
ペロー「長靴をはいた猫」を題材とした、グループでの箱庭制作ワークショップ。ストーリーを36のプロットに分節し、ひとつずつの展開を順に箱庭へ表現していく。小・中学生および仏文学会参加者約30名によって行われた。
詳細は、→箱庭の中のフランス文学

研究展示「箱庭×連句」展 三田山上時のおぼろの巻
6月8日〜7月7日 DMC B-ONE
前年度実施した連句×箱庭ワークショップの作品と記録に基づいた研究展示。連句の展開分析を壁面展示したほか、箱庭の制作記録映像を、3面マルチスクリーンで同時再生。箱、玩具も実際に触れる形で展示した。

連句×箱庭セッション(連衆との意見交換会)
6月22日 DMC 会議室
記録映像、注釈などの分析資料に基づいて、第一回ワークショップ参加者へのヒアリングを実施。

大学院生による箱庭ワークショップ
7月7日 DMCスタジオ
既に巻上がった「三田山上時のおぼろの巻」を題材に、大学院生とともに句を解釈し、イメージを共有しながら箱庭を制作。箱庭の二分割、グループ箱庭を実施。

高校生による連句×箱庭ワークショップ
9月1日 DMCスタジオ/B-ONE
簡略化した連句ルールを用いて、高校生とともに連句と箱庭の共同制作。通常の箱庭のほか、前の箱庭を半分残しながら制作する連続箱庭を実施。

連句×箱庭セッション(高校生との意見交換会)
12月15日 DMC B-ONE
連句×箱庭ワークショップへ参加した高校生からのフィードバック。記録資料を振り返りながら感想を聞く。

口頭発表・雑誌記事

坂倉杏介「< 場>のつくる形─連句と箱庭における共同制作の構成─」
形の文化会、慶應義塾大学三田構内、2006年9月2日

坂倉杏介「制作する身体—箱庭づくりにおける構想と身体感覚」
『三色旗』第701号、2006年、12-14頁

前田富士男「イメージのツアーを楽しむ──連句と箱庭と高校生」
『三田評論』第11号、2006年、80-81頁