坂倉杏介の仕事について
どんな仕事?
地域コミュニティの形成過程やワークショップの体験デザインを、個人とコミュニティの成長における「場」の働きに注目して研究しています。具体的には、キャンパス外の新たな学び場「三田の家」や地域コミュニティの居場所「芝の家」といった拠点運営、大学内外でのワークショップや対話の場のファシリテーション、また時々「横浜トリエンナーレ2005」や「Ars Electronica 2011」などの美術展への参加を通じて、自己や他者への感受性・関係性をひらく場づくりを実践しています。
業績の一覧
業績の詳細は、以下をご覧ください。
→論文や学会発表などの一覧
→講演とかワークショップとかの一覧
→担当科目の一覧
その他、研究プロジェクトやデザインの仕事
居場所づくりなど空間デザイン →scape design
メディアやグラフィックのデザイン →visual media
講座やワークショップなどのデザイン →group process
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ご近所イノベータ養成講座
2013〜港区と慶應義塾大学の連携で開講される講座。講義とワークショップのほか、プロジェクトの実践や「芝の家」でのコミュニティ体験を通して「自分のやりたいことをまちにつなげる」技法を学ぶ、少人数制の実践型講座です。
心臓ピクニック
2010〜心臓を感じ直すためのワークショップ。自分自身を手のひらの上に載せてじっくりと味わい、また運動したり寝転んだりしながらその変化を確かめ、さらに他の参加者と心臓を交換してその違いを感じながら対話を試みます。
project HEREing Loss
2008〜ダンサー・川口ゆい、認知科学者・渡邊淳司とのプロジェクト。超音波スピーカやトランスミッタを使用した特殊な音響環境を創出することで、聴覚と自己の存在感覚をモチーフにしたパフォーマンスやワークショップを展開しています。
芝の家:大学-地域連携のコミュニティ形成
2008〜「芝の家」は、港区による芝地域のコミュニティづくりを目指す「昭和の地域力再発見事業」の拠点。2008年10月より、慶應義塾大学との連携により運営され、子どもからお年寄りまで、様々な人の訪れるコミュニティの「場」になっています。
三田の家:もうひとつの学び場に向けて
2006〜慶應義塾大学教養研究センター「インター・キャンパス構築」プログラムと三田商店街振興組合が共同し、教員、学生、商店街、その他からなる有志メンバーによって進める「場」づくりのプロジェクト。大学の傍らにある「自主運営のラウンジ的な教室」がコンセプトです。
芸術的アンサンブルの創出とその成長
2005〜2009複数の人々が「その時、その場」で協同しながら制作していく過程を「芸術的アンサンブル」と定義し、この間主体的な創造の「場」がどのように成立し、成長していくか、その過程の解明をテーマとする研究プロジェクトです。
BOAT PEOPLE Association (BPA)
2004〜「都市の新しい水上経験」をテーマに活動するグループ。アート、建築、都市計画、地域交流など様々な分野から集まるメンバーとともに、ワークショップ、水辺の地図の制作、艀(はしけ)を再利用した空間創出のプロジェクトなどを手掛ける。