オープンイノベーションへの切実な期待

by SAKAKURA kyosuke | 2016/ 08/ 25 | Posted in art,etc,notes | 

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モントリオールに来ています。Open Living Labというカンファレンスで。日本からは私とACTANTのEmily Kimuraさんだけ。と思ったら、高齢社会研究で高名な東大のA先生もいらしていて、楽しく議論したりご飯食べたりさせていただいています。たいへん勉強になります。
私自身ははじめてLiving Labの集まりに参加した新参者ですが、日本にもどんどん取り込めそうとかむしろ日本のほうがもっと意欲的な取り組みができそう!というワクワクを感じる反面、なんというか、ヨーロッパの都市政策や社会デザインの文脈の前提になっている、「マルチステークホルダーの協働によるポスト工業社会の新しい価値創造の方法論を今きちっと確立しておかないとまずい!」という切迫感というか本気度というか真実味みたいなものが、日本に持ち帰ったとたんに、あれやこれやあるなかの一つの気の利いた(極端に言えば、「あったらいいけど、別になくても構わない」ような)ひとつの傍流に見えてしまうのが、ちょっともったいないなあ、と思ったり。うーん。なんかそういう部分をもうちょっと考え続けてみたい。
とか思いつつ、そうだ、このカンファレンスに参加した目的は、「ご近所ラボ新橋」を東京発のLiving Labとして紹介できそうかどうかを探りに来たのでした。市民が自分たちが欲しい社会を自分たちの手でつくっていくためのラボ、という点ではご近所ラボもLiving Lab。ぜひ遠くない将来、ヨーロッパで紹介したいと思います。ラボのみなさん、どうかよろしくお願いします。:-)