群衆と世界、ソーシャル・エンゲージド・アート。

by SAKAKURA kyosuke | 2017/ 02/ 20 | Posted in art,notes | 

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日曜日はオフ。3331と森美術館へ。「ソーシャル・エンゲージド・アート」をめぐる議論(の内容)は目新しいものではなかったけれども、社会に関わるアートを議論することの文脈はずいぶん変わってきていると感じて(それが企画の意図でもあると思う)、もっとそれをアート以外の場ーーソーシャル・イノベーションとか都市開発とかの現場でできないものか、と思った。美術館での対話空間をなんとかそういうふうにデザインしなおすか、それ以外の対話の場で真顔でアートを扱うようにするか。いずれにしても、もっといろんなものが混交しつつ、ちゃんと向き合えるような対話の場ができたら、そこでの議論や感覚が、もう少し本当に社会が変わっていくという実感につながっていくのではないかなあ。
写真は、「N・S・ハルシャ」展より。いろんな人がそれぞれに生きているんだけど、全体的にみたら一つの織物のように。群衆と世界。