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理工学部・総合教育セミナー

 | 2005〜2007年度(終了) | 
| education | group process | works |

主に理工学部の1〜2年生を対象にした、基礎的な文章力やプレゼンテーション技法を学ぶ講座。身近な小さいメディアやデザインを題材に、ワークショップ型の授業を行っています。

→総合教育セミナーI、II(坂倉)ウェブサイト

授業のコンセプトは、「デザインを他人事にしない」こと。デザインやメディアに興味を持つ学生は増えているものの、総合大学には、それらを「デザインする人の立場」から考える機会は、あまり多くはありません。この講座では、まずはデザインをみつける自分の見方を育てるところからはじめます。消費者ではなく、自分がデザインする立場にたって、生活環境を捉え直す視点です。

これは、デザインの知識を増やすのではなく、デザインを感知するセンサーを広げることです。いくつかのワークショップを通して、自分のものの見方に気づき、そこにどのような変化が生じたか。これを文章化し発表することで、少しずつ確かめる。そして、受講者とともに議論しながら新しい考え方や形を組み立ててみる。こうしたプロセスを基本に据えた授業です。

多摩美術大学で、西村さん、矢野さん、福田さんが行っている「プレデザイン」の手法を参考にさせていただきながら、毎学期、試行錯誤を重ねています。

これまでのテーマ

2005年度:小さいメディアをつくる
ミニFMワークショップや、グループによる映像制作実習など。

2006年度:小さいメディアと小さい場
学生新聞やキャンパスの掲示板の調査、三田商店街の店舗を対象にしたCMコンテストなどを実施。

2007年度:メディアデザインの基礎/メディアデザインの実践
春学期のテーマは、「自分にとってデザインとは何か?」。秋学期は、具体的なデザイン実習を予定。