

芸術的アンサンブルの創出とその成長
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構の研究プロジェクト(2009年3月終了)。
複数の人々が「その時、その場」で協同しながら制作していく過程を「芸術的アンサンブル」と定義し、この間主体的な創造の「場」がどのように成立し、成長していくか、その過程の解明をテーマとする研究プロジェクトです。
現在、既にネットワーク上では多種多様なコミュニケーションが交わされており、さらに、日々生み出される新たな技術・サービスによって、刻一刻とその形態は変容しています。こうしたなか、あらためて人間同士の具体的な共同制作における身体的なコミュニケーションとそこに芽生える創造性を捉え直し、ネットワーク上でのコラボレーションのあり方、初等から高等教育まで応用可能な感性教育プログラムを構築していくことが、本プロジェクトの目的です。
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研究内容の少し詳しい説明は、以下を。
坂倉杏介「プロダクションからクリエイションへ 〜間主体的創造性へのアプローチ〜」
2006年度研究報告書に寄せた序文。→PDF (344KB)
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主な活動
目隠しカルテットワークショップ
弦楽四重奏の演奏者の間を、衝立てや耳栓などの視覚・聴覚的なバリアで遮断。アンサンブルにどうのような変化が起こるかを測るワークショップ。箱庭×連句ワークショップ
「箱庭」と「連句」を用いた共同制作過程の分析。
→箱庭×連句ワークショップアートワークショップ「わたしたちの大切なもの」
遠隔コラボレーションシステムにより二つの地点を結び、ネットワークを介して人と人とが出会う場をつくりだす実験的ワークショップ。
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これまでの研究報告は、以下をご覧ください。
芸術的アンサンブルの創出とその成長
研究報告2006 →PDF (8.4MB)
芸術的アンサンブルの創出とその成長
研究報告2005 →PDF (18MB)