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プロジェクト発表会「3人寄れば、地域がうごく?」

Shiba no Ie Symposium | 2012/03/11 | 
| design | research | scape design | works | 芝の家 |

「芝の家」ができて1年ちょっと過ぎるころから、そこで出会った人たちが意気投合して新しい活動をはじめる、ということが少しずつ起きるようになりました。1人だけでも2人だけでもただのおしゃべりだったのに、3人目の仲間が見つかると、とたんに立派な地域活動として動きはじめる。こうした「小さい地域活動」がつくるつながりや開かれた活動が大切なのではないか、そうした小さい地域活動がたくさんあればあるほど、まちは豊かになっていくのではないか。ということを考えてみたくて開催したシンポジウムです。

以下は、大学のサイトに掲載された開催報告。

[報告] いろはにほへっと芝まつり開催

港区と慶應義塾が協働で運営する地域コミュニティの拠点「芝の家」は3月11日(日)、これまで取り組んできた様々な地域活動を発表する「プロジェクト発表会〜3人寄れば、地域がうごく?〜」を、「芝コミュニティはうす」にて開催しました。

「芝の家」は、「あたたかい人と人とのつながり」の再生を目的とする「昭和の地域力再発見事業」(芝地区総合支所)の拠点として2008年10月に開設され、以降学生や近隣住民などが協力しあいながら運営されています。開設後3年半を経て、子どもから高齢者まで誰もが自由に立ち寄ることができる居場所として地域に定着するとともに、地域内外の人たちの出会いから多彩な「小さい地域活動」の数々が生まれています。

今回の発表会は、こうした「小さい地域活動」を担う学生や地域住民がそれぞれの言葉で活動を紹介する「プロジェクト発表」を中心に、園芸療法実践家のグロッセ世津子さんによる基調講演や、平野幸子さん(明治学院大学)、久田邦明さん(神奈川大学)、杉山光敬さん(北四国町会長)を交えたパネルディスカッション、坂倉杏介(慶應義塾大学)による研究報告を通じて、これからの地域づくりやつながりの形成に向けた議論が積極的に交わされました。また会場には、「いろはバザール」と題されたチャリティバザーや大人もくつろげる未就学児童の一時預かりコーナーなども併設され、定員を遥かに上回る100人以上の来場者で賑わいました。

学生からシニア層まで、発表者が30人以上にものぼった今回の発表会は、地域の様々な立場の人が主体的にかかわり、その活動を通じてさらに多くの「つながり」を生み出している「芝の家」らしい企画でした。「芝の家」の活動はまだまだ小さいものですが、一人ひとりの持ち味が発揮されることで、少しずつ地域が変わっていくことを実感できる一日となりました。

引用元のサイト →慶應義塾大学社会・地域連携室

当日の様子です。


本企画は、文部科学省 大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム「身体知教育を通して行う教養言語力育成」の一環として開催されました。