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Floating CAFE!! バージ船とテクノスケープから考える水上空間

Symposium and Party @BankART Studio NYK | 2005/03/12 | 
| BOAT PEOPLE Association | scape design | works |

2005年3月12日、横浜は馬車道のBankART Studio NYKにて「Floating CAFE!! バージ船とテクノスケープから考える水上空間」というテーマでシンポジウムとパーティを行いました。BOAT PEOPLEの考える「水上経験」という視点から、運河に面したBankART NYKの活動を水面に広げて行く提案。加えて、BankART前の水辺でパーティと、そこで食べる食材を舟で運ぶ小さなワークショップを開催。

BankART Studio NYKは、日本郵船の倉庫を再利用した、水辺に面したアートスペース。この魅力的な立地を活かした水面展開の提案と、水辺のパーティを行いました。

プランの起点になったのは、この写真。中国・蘇州の市場です。

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現代の東京では、水辺は、行き止まり。その先は立ち入ることのできない空間です。しかし、陸上の運輸が発達する以前は、水路に面した場所こそが、別の世界への入り口だった。その土地に無い物資や技術が、水の向こうからやってくる。水辺は、様々なものや人が交わるところであり、そこから、新しい文化が拓かれてきました。

こうして、食材を船で運んで来る、というパーティを行いました。周辺の川や運河を調査したところ、残念ながら上陸に適したポイントはなく(フェンスに鍵がかかっている)、橋の上から食材を受け渡す、という形に。料理は、羽矢薫さんに担当していただきました。

シンポジウムでは、浮き桟橋やバージ船を利用して、BankART Studio NYKの水辺方向からのエントランスをつくろう、という提案を。横浜市港湾局の方などにも来ていただき、このサイトの水辺利用を考えるきっかけに、なったのではないかと思います。