2 years ago

「HEREing Loss 私の孵る場所」の公演が無事終わりました。ご来場のみなさま、ありがとうございました。

なんと言ったらいいのか・・・、艶やかで濃密な空気感のある現場でした。うまく言語化できないのですが、すべての関係者の在り方が「その人そのもの」として素直に動いていて、個々の働きが全体の流れと絶えず心地よく呼応しているような、本当に希有な1週間を経験できました。単に仲がよいという以上の何か。

もちろん作り手の気持ちよさだけでなく、パフォーマンスも類例のない印象的な作品になったと思います。公演が終わりシュラフから起き上がって来るお客さんの表情の晴れやかさは、いまでも目に焼き付いています。「いま・ここ」にいる実感に思わず嬉しくなるようなステージにしたい、という想いに、少しは届いたのではないか、と思っています。

どちらも、ゆい&ヤエルの二人の、パフォーマとして、人間としての力量のお蔭なのでしょう。

2年前の春、大井競馬場前に浮かぶボートの上でゆいさんに出会ったのが、はじまりでした。そこから、約2年間。紆余曲折を経て、多くのメンバーが集まり、ワークショップと公演にこぎ着けたのですが、思えば長い旅でした。この作品の誕生に立ち会えたことに、感謝しています。書き出すと長くなりそうなので、まずはこのへんで。

みなさま、よいお年を!

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リハーサル中の様子。公演の模様などもろもろは、年明け、まとまった形で報告するつもりです。