いきるためのメディア
発売から少し時間が経ってしまいましたが、新刊のご案内です。
『いきるためのメディア―知覚・環境・社会の改編に向けて』
渡邊淳司[編著]、藤木淳、丸谷和史、ドミニクチェン、坂倉杏介、田中浩也[著]
春秋社 →amazon
最新の技術開発そのものではなく、新しいメディアテクノロジーを曲げたり(ベンディング)組み合わせたりすることで、これまでになかった知覚環境や社会システムを生み出そうとする実践的研究者による試行の記録です。坂倉は、第5章「人と環境のあいだに生じるイマジネーション」を寄せています。淳司さん、ゆいさんとともにつくった「HEREing Loss」のパフォーマンスとワークショップを中心に、人間を「想像してしまう存在」と見立てたとき、メディア技術がどのような知覚世界を創出できるか、ということを論証しています。
ぜひお手に取りください。芝の家でもお譲りしています。