エネルギーの枯渇しないコミュニティをつくる。
来週4月1日の晩、はるちゃんとの共同企画で、「[SID003] エネルギーの枯渇しないコミュニティをつくる。」という催しを芝の家で行います。→開催概要
SID(=ソーシャル・イノベーション・ダイアログ)は、はるちゃんが主催する「対話の場」。身近な「何かヘン」を、社会のさまざまなフィールドの人たちとの対話をつうじて考えることで、社会や生活やそれぞれの働き方を少しでもポジティブに変容させていく第一歩にしていこうという試みです。構成は、ゲストのストーリーテリング(語り)とワールドカフェ方式の対話の場からなり、僕は一度だけ参加させていただきましたが、とても熱気ある、しかし少しだけ日常のしがらみから離れた風通しのよい雰囲気が印象に残っています。
今回は、坂倉が「語り」というか「前座」を担当させていただくのですが、これまでSIDに参加された方から芝の家になじみの近隣の方まで、かなり多様なメンバーになりそうなので、いったいどんな場になるかとても楽しみです。(お蔭さまでというか残念ながらというか、既に定員以上のお申し込みをいただいているので、新規のお申し込みはキャンセル待ちになってしまいます。スミマセン。)
ところで、「エネルギーの枯渇しない・・・」という言葉は、もともとは自分のオリジナルではなくて、くにちゃん(=橋本久仁彦さん)からいただいたキーワードです。はるちゃんとテーマについてあれこれ相談しているなかで、ぽろっとこの言葉をもらしたところ、「ソレダ!」ということになって、決めていただきました。
その場に集まった人たちが、お互いの存在を認め合い、それを実感し合えているとき、その場にはその場に固有のエネルギーが生じてくる。こうした経験を重ねると、エネルギーは外部のどこかから充填しなくてはならないものではなくて、その場の人間の関係のなかから沸き上がってくるものだと、価値観が転倒します。エネルギーが関係性なら、組織や家族は本来、自分のエネルギーの源のはず。でも実際は、擦り減っていくことのほうが多く感じてしまうのはなんでなんだろう・・・。そんなことをめぐって、みなさんとお話しができるとよいなあ、と思っています。