一週間を5日で過ごす。

by SAKAKURA kyosuke | 2009/ 11/ 25 | Posted in etc,notes | 

性懲りも無く、プチ生活実験を実践中です。

今回は、「1週間を5日で過ごす」という実験。出講日の金曜日だけは、いつもどおり朝起きて夜寝る「24時間サイクル」で過ごしますが、あとの6日間を「36時間サイクル」で寝起きしています。普通の人の3日分の時間を、2日として過ごしてみたらどうなるのか。理論的には、普段たとえば毎日8時間寝ているところを1.5倍の12時間ずつ眠れば、睡眠時間は減らさずに「睡眠回数」を減らせるので、職場との往復や着替え、晩酌の時間(とお酒の量)が節約できるはず。一日8時間働くところを、これまた12時間に延長すれば、これまでの「目先の作業だけこなしているうちに一日が終わる」という慌ただしさも緩和され、原稿を書いたりゆっくり本を読む時間も生まれるのではないか。・・・いや、いろいろ無理がありそうなのは承知です。でもやってみないことには、わかりません。

具体的には、こんな感じ。

金曜の晩に帰宅したあと普段通りに眠り、次に起きるのは土曜日の昼。10時間から12時間たっぷり寝ます。土曜の午後から活動をはじめて、そのまま翌日曜の昼までめいっぱい休日を満喫。日曜の正午すぎに布団を敷いて就寝。月曜の午前0時ごろ起きだして、仕事をはじめます。次に寝るのは、月曜の晩。それまで約24時間が、ウィークデーの時間として自由に使えます。

先週から、合宿研修に参加していた連休中をのぞき、可能なかぎり「36時間生活」をしているのですが、悪くありません。まず、これまで毎日「もう起きなきゃ」という気持ちで起床していたのに、今は目覚めると「あ、もすこし寝なきゃ」と思います。それだけで気分がよい。僕はもともと長時間眠るのがあまり苦痛ではないので、こまめに眠るより1回ごとにたっぷり眠る方が(少なくとも精神的には)あっているようです。

仕事の時間も、たとえば月曜の未明から朝にかけては、文章を書くなど頭を使う作業に費やし、日中は「芝の家」の運営や人と話し合うような時間を過ごす。いい加減くたびれてきた夜になって、事務作業などをこなす。肉体労働や極度に集中力が必要とされる職種であれば20時間近くぶっ通しで働くなんて無謀ですが、場の運営も研究も、効率よく時間を短縮できるような仕事ではないので、1日36時間ぐらいあったほうが、感覚的にはフィットするようです。

これを続けていくと、それなりに不具合は生じるのでしょうけども(たとえば水曜日の午後に熟睡している、など)、しばらくこのサイクルで生活してみようと思っています。

ところで、このことを他の人に話すと、みなさん一様に「いつ食事するのか?」、「一日何回食べるのか?」「いま食べているのは何ごはんか?」を気にされます。ううむ。実は、この計画をたてるにあたって、まったく食事のことを配慮していませんでした。自分がいかに「食べること」より「寝ること」に執着があるかがよくわかった次第。