「音楽するコミュニティと『現れの空間』ーーあるエイブルアートの試み『うたの住む家』を事例に」
アートミーツケア学会誌の創刊号。坂倉の「音楽するコミュニティと『現れの空間』ーーあるエイブルアートの試み『うたの住む家』を事例に」という論文が掲載されています。
この論文は、「うたの住む家」の「へんてこな良さ」を、なんとか言葉で他の人にも伝えたいという使命感から書きはじめたテクストでした。直接的には芸術的な強度を求めるではなく、かといって障害の恢復を目指すでもなく、ただ「いろいろな人が集まって一緒に『うた』をつくりつづける「うたの住む家」。「『うた』うこと」は、彼/彼女らにとって、また私たちの社会にとってどんな意味があったのか。コミュニティ音楽療法やアレントの公的領域の理論から考察してみました。
丁寧なつくりの学会誌なので(結局3号まで発行してオンラインに移行)、ぜひ手にとっていただけましたら幸いです。
アートミーツケア Vol.1/2008 特集=臨床するアート
医療現場やコミュニティにおけるアートの実践、障害や老い・病とアートの関わり、テクノロジーの進歩とヘルスケア──アートが「芸術」の意味をこえ、ケアという行為と交差するとき、生きるための技法としてどのような可能性がひらかれるのか。想像力による生の回復と、人間的感性を社会システムのなかに取り戻していくための新しい可能性を探る学会=アートミーツケア学会による第一報告集。
【装丁】B5版並製 160頁
【定価】1,890円(1,800円+税)
【お申し込み方法】本誌は全国の書店のほか、生活書院やアートミーツケア学会からもご購入いただけます。
アートミーツケア学会
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